[Docker]Dockerfileの作成

Dockerfileの作成方法。

大まかなコンテナ構築手順

一般的な簡単なコンテナ構築手順は以下である。

  1. Dockerfileを作成する ←今回はこちら
  2. イメージをビルドする
  3. コンテナを起動/停止する
  4. コンテナへアクセスする
  5. コンテナ/イメージを削除する

Dcokerfileの記述方法

Dockerでコンテナ(仮想環境)を作成するには、「こう作ってくれ」というような命令を記載したファイルを作成する必要がある。基本的なファイルの構成は以下の通り。

FROM [利用したいDockerイメージ]

[インストールやコマンドを実行するための命令文]

命令文の基本的な構文は以下の通り。

命令文指定方法
FROMベースとしたいイメージ/タグを指定する。FROM python:latest
RUNイメージに含まれる実行したいコマンドを指定する。RUN pip install –upgrade pip
CMDコンテナ実行時の実行されるコマンド指定する。CMD [“/usr/bin/wc”,”–help”]
COPYファイルやディレクトリのコピー元とコピー先を指定する。COPY ./req.txt /tmp/req.txt
ENV環境変数を指定する。ENV LANG ja_JP.UTF-8
VOLUMEファイルやディレクトリのマウントポイントを指定する。VOLUME [“/data”]
USER後続の命令を実行するユーザーを指定する。USER user1
WORKDIRカレントディレクトリを指定する。WORKDIR /work

実際に作成してみる

任意のディレクトリでDockerfileを作成する。

touch Dockerfile

Dockerfileを編集する。今回はPythonの最新バージョンの環境を作成してみる。

vi Dockerfile

以下を記述する。

FROM python:latest

RUN apt-get update
RUN apt-get -y install locales && \
    localedef -f UTF-8 -i ja_JP ja_JP.UTF-8
ENV LANG ja_JP.UTF-8
ENV LANGUAGE ja_JP:ja
ENV LC_ALL ja_JP.UTF-8

RUN apt-get install -y vim
RUN pip install --upgrade pip
RUN python -m pip install numpy pandas

以上でDockerfile作成は終了。

次はイメージをビルドする手順を実施する。