[UNIXコマンド]mkdirコマンドの基本を理解する

先生

ディレクトリ(フォルダ)作成ができるmkdirコマンドについて紹介します。

「mkdir」コマンドとは

mkdirコマンドは、LinuxやmacOSなどのUnix系OSで新しいディレクトリ(フォルダ)を作成 するためのコマンドです。

mkdirコマンドの基本的な使い方

作成したいディレクトリパスを引数に指定することでファイル作成ができます。

mkdir ディレクトリパス

使用例

root@localhost:~$ mkdir dir01
root@localhost:~$ 

スペース区切りで複数指定することで、複数のディレクトリを作成することもできます。

mkdir ディレクトリパス1 ディレクトリパス2 ディレクトリパス3 ...

使用例

root@localhost:~$ mkdir dir01 dir02 dir03
root@localhost:~$ 

mkdirコマンドのオプション

いくつか便利なオプションがあります。

オプション詳細
-p親ディレクトリごと作成する
-m権限を指定して作成する
-v作成したディレクトリの情報を表示する

以降で各オプションの使い方について紹介します。

-pオプション

作成したディレクトリで指定した親ディレクトリが存在しない場合でも、親ディクトリごと作成できます。

mkdir -p ディレクトリパス

使用例

root@localhost:~$ mkdir -p dir01/subdir01/subdir02/subdir03
root@localhost:~$

上記の場合、subdir01やsubdir02が存在しなくても、作成されます。

-mオプション

ディレクトリの権限を指定してディレクトリを作成できます。

mkdir -m権限 ディレクトリパス

使用例

root@localhost:~$ mkdir -m755 dir04
root@localhost:~$

権限の数字については別の記事で紹介したいと思います。

-vオプション

コマンド実行時に作成したディレクトリの情報を表示させることができます。

mkdir -v ディレクトリパス

使用例

root@localhost:~$ mkdir -v dir05
mkdir: created directory 'dir05'
root@localhost:~$ 

まとめ

以上です。今回はmkdirコマンドの基本的な使用方法について紹介しました。

-mオプションで指定する権限については別の記事で紹介したいと思います。