
C#の基本をマスターして、プログラミングの世界へ飛び込もう!変数、データ型、演算子をわかりやすく解説します。
C#の基本文法:プログラミングを始める第一歩
C#(シーシャープ)は、Microsoftが開発したオブジェクト指向プログラミング言語です。Windowsアプリケーション、Webアプリケーション、ゲーム開発(Unity)、モバイルアプリケーションなど、幅広い分野で利用されています。この記事では、C#の基本文法をわかりやすく解説し、プログラミング初心者でもスムーズに学習を始められるようにします。
まずは、C#プログラミングの基礎となる、変数、データ型、演算子について見ていきましょう。
変数:データを格納する箱
変数は、プログラム内でデータを一時的に保存するための名前付きの記憶領域です。C#では、変数を宣言する際にデータ型を指定する必要があります。
//変数の宣言
型 変数名;
//例:整数型変数の宣言
int age;
//変数の初期化(宣言と同時に値を代入することも可能)
age = 30;
//または
int age = 30;
変数名には、いくつかのルールがあります。
– 変数名は、文字、数字、アンダースコア(_)で構成される必要があります。
– 変数名の先頭は、文字またはアンダースコアである必要があります。
– 変数名は大文字と小文字を区別します(ageとAgeは別の変数として扱われます)。
– C#の予約語(int, class, publicなど)は変数名として使用できません。
データ型:変数の種類
C#には、さまざまなデータ型があります。代表的なものをいくつか紹介します。
– int: 整数を格納します(例:10, -5, 0)。
– double: 浮動小数点数を格納します(例:3.14, -2.5)。
– string: 文字列を格納します(例:”Hello”, “C#”)。
– bool: 真偽値(trueまたはfalse)を格納します。
データ型によって、変数が扱えるデータの種類と範囲が異なります。適切なデータ型を選択することが重要です。
//様々なデータ型の変数宣言
int quantity = 10;
double price = 99.99;
string message = "Welcome to C#!";
bool isAvailable = true;
演算子:計算や比較を行う
演算子は、変数や値に対してさまざまな操作を行うための記号です。C#には、算術演算子、比較演算子、論理演算子など、多くの演算子があります。
– 算術演算子: +, -, *, /, % (加算、減算、乗算、除算、剰余)
– 比較演算子: ==, !=, <, >, <=, >= (等しい、等しくない、より大きい、より小さい、以上、以下)
– 論理演算子: &&, ||, ! (論理AND、論理OR、否定)
//演算子の使用例
int x = 10;
int y = 5;
int sum = x + y; // 加算 (sumは15)
bool isEqual = (x == y); // 比較 (isEqualはfalse)
bool isTrue = (x > 0 && y < 10); // 論理AND (isTrueはtrue)
これらの演算子を組み合わせることで、複雑な計算や条件判断を行うことができます。
C#の簡単なプログラム例
簡単なC#プログラムの例を見てみましょう。このプログラムは、コンソールに”Hello, World!”と表示します。
// Hello Worldプログラム
using System;
public class HelloWorld
{
public static void Main(string[] args)
{
Console.WriteLine("Hello, World!");
}
}
このコードをコンパイルして実行すると、コンソールに “Hello, World!” と表示されます。
using System;
は、Systemという名前空間をインポートしています。System名前空間には、Consoleクラスなど、基本的な機能を提供するクラスが含まれています。
public class HelloWorld
は、HelloWorldという名前のクラスを定義しています。C#では、すべてのコードはクラスの中に記述する必要があります。
public static void Main(string[] args)
は、Mainメソッドを定義しています。Mainメソッドは、プログラムの実行を開始する場所です。
Console.WriteLine("Hello, World!");
は、コンソールに “Hello, World!” という文字列を出力します。Console.WriteLine() は、System名前空間にあるConsoleクラスのメソッドです。
参考リンク
まとめ
この記事では、C#の基本文法である変数、データ型、演算子について解説しました。これらの基本を理解することで、C#プログラミングの基礎を築くことができます。さらに学習を進めて、さまざまなC#アプリケーション開発に挑戦してみてください。