【超高速Python入門】第5回:ループを知ろう(for, while)

Pythonのループについて説明します。

ループとは

ループはある特定の条件の間、処理を繰り返す処理です。Pythonでは、for文もしくはwhile文を使います。

【Udemy】データ分析シリーズ? -Pythonライブラリの実践活用-


for文

for文では、イテレーション可能なオブジェクト(最初は配列型をイメージしていれば良い)を指定してその中の要素数分処理を繰り返すことになります。

for 変数 in イテレーション可能なオブジェクト:
    処理

以降、筆者がよく使用する例を記載します。(独断と偏見)

range関数

range関数でループしたい回数を指定すれば、その数分繰り返して処理ができます。

for i in range(ループ回数):
    処理
## Sample
for i in range(10):
    print(i)

# 出力
# 0
# 1
# 2
# ...
# 9
#10

実際にはループ専用のクラスではなく、例えばrange(10)の値は以下のようなrangeオブジェクトとなっています。実際に中身を確認してみましょう。

x = range(10)

print(type(x))
# 出力
# <class 'range'>

print(x)
# 出力
# range(0, 10)

rangeというクラスになっていることがわかりますね。

【Udemy】現役シリコンバレーエンジニアが教えるPython 3 入門 + 応用 +アメリカのシリコンバレー流コードスタイル

配列型

配列の全要素に対して処理をしたい場合は、配列をそのまま指定すれば、全要素を走査できます。

for i in 配列型:
    処理
※配列型:リスト、Numpyなど
## Sample
### for文(配列型 - リスト)
x = ["apple", "lemon", "orange"]
for s in x:
    print(s)

# 出力
# apple
# lemon
# orange


### for文(配列型 - Numpy)
import numpy as np
y = np.array([x])

for s in x:
    print(s)

# 出力
# apple
# lemon
# orange

【Udemy】みんなのAI講座 ゼロからPythonで学ぶ人工知能と機械学習 【2021年最新版】 【Google Colaboratory対応】初心者向けの人

while文

while文は、条件を指定し、その条件が真である間、処理が繰り返されます。無限ループにならないように注意が必要です。

while 条件式:
    処理
## Sample
i = 0
while i < 3:
    print(i)
    i+=1

# 出力
# 0
# 1
# 2

強制終了(break)

break文を使用することで、強制的にループ処理を終了できます。(for文、while文ともに同様)

for 変数 in イテレーション可能なオブジェクト:
    break

while 条件式:
    break

## Sample
x = ["apple", "lemon", "orange"]
for s in x:
    print(s)
    if s == "lemon":
        break

# 出力
# apple
# lemon

スキップ(continue)

continue文を使用することで、ループ処理をスキップすることができます。(for文、while文ともに同様)

for 変数 in イテレーション可能なオブジェクト:
    continue

while 条件式:
    continue
## Sample
x = ["apple", "lemon", "orange"]
for s in x:
    if s == "lemon":
        continue
    print(s)

# 出力
# apple
# orange

以上です。次は「関数」について学びましょう。