[Python]関数(def)の基本を理解する

先生

関数定義で使われるdefについて紹介します。

「関数」とは

関数は、特定の処理を共通化します。関数を使用することでコーディングの効率性や可読性を高くすることできます。

関数の定義方法

以下のように関数名と必要な引数を設定します。引数は関数内でのみ使用できます。

def 関数名(引数1, 引数2, ...):
    処理

引数にはデフォルト値を設定することが可能です。ただしデフォルト値を設定する引数は末尾にセットする必要があるので注意が必要です。

# 例)y=ax+bを計算する関数
def niji_function(x, a=1, b=10):
    y = a * x + b
    return y

以下はデフォルト値をセットする引数が末尾にないため、エラーが出る例です。

# 例)y=ax+bを計算する関数
def niji_function(a=1, b=10, x):
    y = a * x + b
    return y

関数呼び出しの際に値が指定されなかった場合、デフォルト値が使われます。

関数の使い方

関数名と引数で呼び出すことができます。返り値(return)がある場合、変数に代入する形で呼び出すことでその変数に返り値を格納できます。

関数名(引数1, 引数2,....)

# 返り値がある場合は、変数に代入する。
変数 = 関数名(引数1, 引数2,....)
# 例)y=ax+bを計算する関数
def niji_function(x, a, b):
    y = a * x + b
    return y

output =  niji_function(3, 2, 10)
print(output)

# 出力
# 16

デフォルト値をセットしている場合、呼び出し時に値を指定しなければデフォルト値が使用されます。

# 例)y=ax+bを計算する関数
def niji_function(x, a=1, b=10):
    y = a * x + b
    return y

output =  niji_function(3, 2)
print(output)

# 出力
# 16

まとめ

以上です。今回は関数の定義方法と使用方法について紹介しました。

関数定義を持つことができるクラスの定義は別記事で紹介しようと思います。