Pythonの入出力について説明します。ここでは、組み込み関数であるprint関数やinput関数について記載しています。特にprint関数はちょっとした動作確認やデバッグに使用するものになるでしょう。
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print関数でコンソール上に文字を出力することができます。複数の場合は、カンマで区切れば出力可能です。
# 一つの値
print(値)
# 複数の値
print(値1,値2,値3,....)
定番のHello World出力です。
print("Hello World")
# 出力
# Hello World
print("Hello","World")
# 出力
# Hello World
変数の値を出力する場合も同じように指定すればOKです。
文字列中に変数の値を埋め込むこともできます。
x="Hello World"
print("Message : {}".format(x))
# 出力
# Message : Hello World
※この.format()の部分は、print関数ではなく、文字列に使える処理です。
入力(input)
input関数を使用すると、コンソール上で入力待ちとなり、入力することで後続の処理が実行されます。基本的には以下のように変数に代入する形で使います。
変数 = input()
ここでの入力はコンソールからの入力です。以下の場合は、xに入力した文字列が格納されます。
x = input()
print(x) # 確認のため出力
上記を実行すると、入力待ちになります。
$ python input.py
ちょっとわかりにくいですが、そのまま何かを入力しEnterを押すと処理が進みます。
$ python input.py
Hello
Hello
一つ目の「Hello」は、入力した文字で、二つ目の「Hello」はprint関数で出力されたものです。
このinput関数は、数字を入力しても文字列として変数に格納されます。そのため、int型やfloat型(次節で説明)で扱いたい場合は、入力された後に型変換をする必要があります。
input関数の引数に文字列を指定することで入力時に文字列を出力させることもできます。
変数 = input(表示したい文字列)
x = input("入力してください : ")
print(x) # 確認のため出力
それっぽくなりますね。
$ python input.py
入力してください : 123
123
以上です。次は「データ型・演算」について学びましょう。