かずおじです。Anacondaでの仮想環境の確認・有効化・削除についてまとめました。以前投稿した記事、Anacondaでの仮想環境作成での実行結果を元に書いています。
![](https://www10.a8.net/0.gif?a8mat=3H38YW+7N2A9E+4J9I+614CX)
実行環境
- MacOS 10.15.6
- Anaconda3
- conda 4.9.2
仮装環境の確認
以下のコマンドで確認。
$ conda info -e
もしくは
$ conda env list
参照:Anaconda公式ドキュメント – conda info-
以前の記事で作成した仮想環境を確認。
![](https://kazu-oji.com/wp-content/uploads/2021/01/3a4f695a458cb0ac0aceaa2eb13ac2dd-1024x161.png)
base、test_n、test_pという3つの環境が存在していることがわかる。baseは仮想環境ではなく、Anacondaインストール時の環境。base以外は作成された仮想環境。
仮想環境の有効化
有効化することで実行環境を切り替えることができる。上記の状態では、baseに*マークがあり、これは今baseの環境が有効かされていることを示す。他の環境を有効かする場合は、以下のコマンドを実行する。
$ conda activate 環境名
実際にtest_nを有効化してみる。
実行例:
![](https://kazu-oji.com/wp-content/uploads/2021/01/f96d9b4281f6d16b3c7589aed5a17be5-1-1024x186.png)
test_nが有効化できていることを確認。ちなみにbaseに戻したいときは、以下のみで切り替えが可能。
$ conda activate
仮想環境の削除
削除をしたいときは、まず対象の環境が無効化されていることが必須である。無効化は以下のコマンドで可能。
$ conda deactivate
もしくは別の環境を有効化すればよい。
そして、以下のコマンドで削除可能。
$ conda remove -n 環境名 --all
-nオプションで環境名を指定し、–allオプションにより、その環境内のパッケージを全て削除する。
参照:Anaconda公式ドキュメント – conda remove-
実際にtest_nを無効化して、削除してみる。
実行例:
![](https://kazu-oji.com/wp-content/uploads/2021/01/94ed160662be198949535a112047e9b4-1024x993.png)
※パッケージがなければ、”No packages found in /opt/anaconda3/envs/test_n. Continuing environment removal”というメッセージが出る。
これでtest_nの削除が完了。
おわりに
本記事では、Anacondaで仮想環境の確認・有効化・削除についてまとめました。次はパッケージの確認・インストールについてまとめます。
![](https://www19.a8.net/0.gif?a8mat=3H37EY+CNGMK2+4L4G+5ZMCH)