
Gemini CLIの/chatコマンドを使いこなして、AIとの対話をもっと自由に、もっと深く!
はじめに
Gemini CLI は、生成 AI「Gemini」と対話するための公式 CLI ツールです。その中でも /chat
コマンドは、会話の履歴を保存・管理・再開できる便利な機能を備えています。
本記事では、/chat
コマンドの基本的な使い方を、保存(save)・一覧表示(list)・再開(resume)の3つの用途に分けて詳しく解説します。
/chat
コマンドの概要
/chat - Manage conversation history. Usage: /chat <list|save|resume> [tag]
このコマンドは、Gemini CLI の対話モードで使用します。つまり、gemini
コマンドを実行してプロンプト(>
)が表示された状態で使用します。
下記のような画面です。

使い方① 会話履歴を保存する:/chat save
/chat save my-session
✅ 機能
現在の会話内容を「my-session」というタグで保存します。
✅ 例
/chat save blog-idea
会話中のアイディアを保存しておけば、あとで続きを再開できます。
使い方② 履歴の一覧を確認する:/chat list
/chat list
✅ 機能
保存された履歴のタグ一覧を表示します。
✅ 出力例
ℹ list of saved conversations: blog-idea, ai-draft, meeting-summary
使い方③ 保存した会話を再開する:/chat resume
/chat resume blog-idea
✅ 機能
指定したタグの会話履歴から続きを再開できます。セッションの引き継ぎが可能です。
実行手順まとめ
$ gemini # 対話モードへ移行
> /chat save test-session
> /chat list
> /chat resume test-session
よくあるエラーと対処法
エラー内容 | 対処方法 |
---|---|
ℹ No saved checkpoint found with tagn | 指定したタグが存在しない。 /chat list で正しいタグを確認。 |
Unknown /chat command: xxx. Available: list, save, resume | サブコマンドが間違っている。 save , list , resume のいずれかに限定。 |
参考リンク
まとめ
/chat
コマンドを活用すれば、生成 AI との対話を効率的に管理し、再利用することができます。長文のやり取りやプロンプトエンジニアリングの実験にも役立つため、ぜひ積極的に活用してみてください。