Gemini CLI「@path/to/file」コマンドの使い方|外部ファイルでプロンプトを管理する方法

先生

毎回プロンプト打ち込むの、面倒だと思ってない?@path/to/file を使えば、準備したファイルから一発で実行できるんだ。これは覚えておいて損なしだよ!

Gemini CLIでは、ファイルを直接指定してコマンドを実行するための便利な機能として「@path/to/file」構文が用意されています。この記事では、その基本的な使い方と活用例を詳しく解説します。

Gemini CLIにおける「@」コマンドとは?

@」で始まるコマンドは、指定されたファイル(またはディレクトリ)をGeminiに読み込ませて、AIに命令を渡すための仕組みです。これにより、複雑な指示や長文のプロンプトをスクリプトファイルにまとめて実行できるようになります。

このコマンドは、Gemini CLI の対話モードで使用します。つまり、gemini コマンドを実行してプロンプト(>)が表示された状態で使用します。

下記のような画面です。

Screenshot

基本構文:@path/to/file

@path/to/file

たとえば、以下のようなMarkdownファイルにプロンプトを記述し、Geminiに読み込ませることができます。

@./prompts/write_blog.md

活用例:ブログ記事のテンプレートから生成する

例えば以下のようなファイルwrite_blog.mdを作成しておきます:

Write a blog post about the latest AI tools.
Target audience: beginner developers.
Length: around 800 words.
Tone: friendly and informative.

その後、下記のようにCLIで実行します:

@write_blog.md

ディレクトリ指定も可能

特定のフォルダを指定して一括処理することも可能です。

@./project/prompts/

注意点

  • ファイルの拡張子は自由ですが、Markdown(.md)やプレーンテキスト(.txt)形式が推奨されます。
  • 相対パス・絶対パスのいずれも使用可能です。
  • ファイルが存在しない場合はエラーになります。

公式ドキュメント

詳しくは、Gemini CLI公式のコマンドリファレンスをご覧ください:
👉 Gemini CLI コマンド一覧 – @ Commands

まとめ

@path/to/file構文を使えば、Gemini CLIでの作業効率が大幅に向上します。定型プロンプトの活用やディレクトリ単位での指示出しが可能になり、複雑なタスクもスムーズに。ぜひプロジェクトの自動化やドキュメント生成に活かしてみてください。