
Gemini CLIを使えば、ターミナルからAIの力を手軽に使える!インストールから初期設定まで徹底解説します。
Gemini CLIとは?
Gemini CLIは、Googleが提供する生成AI「Gemini」をターミナルから直接操作できるコマンドラインツールです。簡単なプロンプトでAIの出力を得られ、スクリプトや開発ワークフローにAIを組み込むことができます。
🔗 公式紹介ブログ(Google Cloud)
🔗 Gemini CLI GitHub公式リポジトリ
インストール前の準備
✅ 必須条件
- Node.js v18以上(Gemini CLIはNode.jsで動作)
- npm(Node Package Manager)
- Google CloudのAPIキー
🔍 Node.jsのインストール確認
node -v
npm -v
上記でバージョンが表示されない場合、Node.js公式サイトからインストールしてください。
Gemini CLIのインストール手順
Gemini CLIはnpmでグローバルにインストール可能です。
npm install -g @google/gemini-cli
※ -g
オプションにより、どのディレクトリでもgemini
コマンドが使用できます。
APIキーの設定方法(初期設定)
Gemini CLIはGoogleのAPIキーを環境変数で認識します。
🔑 APIキーの取得手順:
- Google Cloud Consoleにアクセス
- プロジェクト作成(または既存のものを選択)
- 「APIとサービス」>「認証情報」>「APIキーを作成」
🖥 環境変数の設定(APIキーの登録)
macOS / Linux(bash/zsh)
export GOOGLE_API_KEY="YOUR_API_KEY"
Windows(PowerShell)
$env:GOOGLE_API_KEY="YOUR_API_KEY"
再起動後、環境変数が有効になっていることを確認しましょう。
動作確認コマンド
Gemini CLIが正しくインストール・設定されているか確認するには、以下のコマンドを実行します。
✔ バージョン確認
gemini --version
✔ ヘルプを表示(使用可能コマンド一覧)
gemini /help
よくあるエラーと対処法
エラー1:gemini: command not found
このエラーは、gemini
コマンドが見つからない場合に発生します。主な原因は、グローバルインストールに失敗していることです。
対処法としては、以下のようにsudo
を付けて再インストールを試みてください:
sudo npm install -g @google/gemini-cli
エラー2:Invalid API key
APIキーが無効であるか、正しく設定されていないとこのエラーが表示されます。
まずは、取得したAPIキーが正しいかを確認し、環境変数に正しく登録されているか再確認してください。
環境変数の設定方法については、本記事の「4. APIキーの設定方法」を参照してください。
エラー3:node: not found
Node.jsがインストールされていない、もしくはパスが通っていない場合に表示されるエラーです。
Node.js公式サイトから最新版をダウンロードしてインストールすることで解決できます。
インストール後、ターミナルでnode -v
を実行してバージョンが表示されることを確認してください。
参考リンク・公式ドキュメント
- 📘 GitHub: https://github.com/google-gemini/gemini-cli
- 📚 コマンド一覧: commands.md
- 🌐 Google Cloudブログ: Introducing Gemini CLI
- 🔐 APIキー取得ガイド: Google Cloud API Key
まとめ
Gemini CLIを使えば、Googleの強力な生成AIをターミナルから手軽に操作可能です。
この記事で紹介した手順を参考に、開発環境に導入してみてください。
今後は、実際のGemini CLIコマンド活用術やプロンプトの工夫についても記事化予定です。ぜひブックマークしてチェックしてください!